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夏の草たち

2008年08月22日

 立秋を境にして、午後になると曇る日が増え、時にはちょっぴり雨がもらえるようになってきた。ただし降り方はすごく地域限定的で、1キロメートルくらいの違いで雨なし地域と一時的に豪雨が降る地域に分かれたりする。これも地球温暖化の影響だろうか。
 しかし相変わらずの夏は続いており、畑では連日、草との格闘だ。小生の数少ないオリジナルソング「雑草なんて呼ばないで」には、春はイヌフグリ、夏はスベリヒユ、秋はアキノキリンソウ、冬はシロバナタンポポが登場する。今はそのスベリヒユ(食べられる野草で美味)のほか、この地方の方言でハタカリと呼ばれるメヒシバ、メヒシバよりもさらにがっちりと根っこが土をつかむオヒシバなどが強敵で、それ以外にもオオイヌビエ、ニシキソウ、コニシキソウ、アカザ、シロザなどがある。
 こうして畑の草たちとつき合いだして30年以上になるが、いまだにこの草の名は? と疑問に思うヤツがいる。毎年のことなので、今年は農業改良普及員氏の力も借りて調べてみた。その一つ目は、カヤツリグサ科のハマスゲ。これは日本の“三大害草”の一つで、愛媛ではコウブシとも呼ばれる宿根性の植物である。もう一つ、サツマイモの畝の中でカラスウリやイヌビユに交じって時々偉そうにつっ立っているヤツの名前がついに判明! トウダイグサ科のエノキグサといって、葉の付く部分の形からアミガサソウとも呼ばれている。これで今年も2種類の名前を新しくゲット! 毎年、草と闘い、野菜畑を歩いて手で虫を取る有機農業ならではの楽しみの一つである。
 昊天(こうてん)で葉が巻いてほとんど死にかけの草たちも、夕立一つでよみがえる。二重に架かった虹の下で息を吹き返す草たちは、ある意味では敵だけれど、またある意味では共生しているとも思える。ちょうど今開催中の北京オリンピックのライバル同士のように。
 みんながそういう風に思うことができれば、除草剤など使わずにすむのにね。
 以前、絵本作家の田島征三氏が除草剤を使う使わないは美意識の問題だと何かに書いていたのが今も心に残っている小生である。

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