立秋が過ぎ、お盆が過ぎたころから、やっと赤いピーマンが野菜セットに入りだした。緑のピーマンと赤いピーマンは別品種と思っている方は意外に多いのではないかと推察するが、家庭菜園などで実際にピーマンを育てたことのある方ならご存じのように、緑のピーマンの熟したものが赤いピーマンなのである。
レストランでよく使われるようになったため、スーパーでパプリカとして販売されている赤や黄色の肉厚ピーマンもこのところポピュラーになっているが、このパプリカ、実は赤や黄のほかにクリーム、黒、紫、チョコレート、オレンジなど、さまざまな色がある。小生の育てた経験では、緑、クリーム、黒、紫などは未熟型、赤、黄、オレンジは完熟型だ。未熟型は収穫せずにおいておくとたいてい赤くなるのである。
このパプリカ、最初はオランダからの輸入品だったが、現在では韓国産や、国産では宮崎県のハウスものに替わってきている。その一方、家庭菜園で作る人が減少しているのは、ひとえに作りにくいからだ。まず、完熟までにかなりの日数が必要なので待ちくたびれる。また一個一個が大きいので収量が少ないし、木に負担がかかって枯れてしまうことが多く、露地で作りこなすのは難しい。当然わがちろりん農園でも同様で、パプリカについては腰が引けているのだが、黄色やオレンジが料理の中に入る楽しさを思ってついつい作付けてしまうのが毎年のことだ。
さて、家庭菜園をお楽しみの皆さん、ピーマンが辛くなることはありませんか? 学術的に証明されているわけではないと思うが、トウガラシの近くに植えるとピーマンまで辛くなることが時々あるので、来年の作付けのご参考に。また、乾燥が続くとシシトウも辛くなる傾向にあるそうだ。まあ、これくらいは「あたり!」の楽しみかもしれないが。