(2008年07月02日)
(2008年02月08日)
(2008年01月15日)
スペイン北西、ポルトガルにほど近いところにサンティアゴ・デ・コンポステーラの町があります。スペインにある町の名前ではあまりなじみがないと思いますが、ヨーロッパ、とくにキリスト教を信仰している人々にとっては有名な町となります。

キリスト教の聖地であり、ローマ、エルサレムと並ぶキリスト教の三大巡礼地で、イエスの十二使徒の一人、聖ヤコブが眠っていると信じられています。

聖ヤコブの象徴はホタテ貝。町のエンブレムだけでなく、教会や建物、道路などにも飾られています。ユダヤ王ヘロデによって首をはねられた聖ヤコブの遺体は、石の舟に載せられサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かったそうです。一人の騎士がポルトガルの海岸を通っていたところ、誤って馬もろとも海の中へ。聖ヤコブの石の舟にすがりつき、奇跡的に助かった騎士の体や馬にホタテ貝がびっしりくっついていた、という伝説に由来しています。

サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼が始まったのは9世紀。中世から今日まで、巡礼者たちはホタテ貝を身につけ、巡礼を続けています。歩いて行く者、自転車、自家用車を利用する者、バックパッカー、家族連れ、さまざまなスタイルで、言語、文化、民族、人種を超え、はるか西のガリア地方を目指します。
1993年に「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」としてユネスコ世界遺産に登録されました。