既にマスコミなどで取り上げられていますが、4月から厚生労働省の施策で2つの新たな医療制度が始まりました。いずれも、超高齢化社会を迎えて高騰する医療費を適正化するために行われるものです。
1つ目は、40歳から74歳までの方々に対する「健診・保健指導と生活習慣病対策」です。いわゆるメタボリック・シンドロームの患者さんと予備軍を対象としますが、男性では2人に1人、女性では5人に1人が適合します。平成24年(2012)までに対象者を10%減らす目標が設定されています。健康診断は「特定健康診査」と呼ばれ、健診の実施率は70%まで上昇させ、動機付けを行う指導は「特定健康指導」と呼ばれ、指導の実施率は45%にするように国が目標値を設定しました。5年後には、医療保険者(総合健保・政管・国保組合など)の達成目標に対して優劣をつけ、それぞれの保険者には後期高齢者医療制度支援金の加算あるいは減算(ペナルティー)が課せられます。一番重要なのは、対象者の動機付けのようです。保健師さんや栄養士さんなどが電話や電子メールを使ってどのように指導するかによって成否が決定されるようです。人ごとではない「メタボリック・シンドローム」に関与する方々の努力に期待します。
2つ目は、75歳以上の高齢者を対象とした「後期高齢者医療制度」です。こちらは次回説明いたします。
以上の2つの医療制度に関係する事柄として、抗加齢ドックの存在があります。
このたび、私の仲間であり、愛媛大学医学部附属病院の抗加齢センターの責任者であります伊賀瀬道也講師が、『動脈硬化予防で若返ろう! アンチエイジングのススメ』(愛媛新聞社刊)を上梓(じょうし)しました。らくさぶろうさん、愛媛大学の小松正幸学長の推薦文もあります。「メタボリック・シンドローム」「動脈硬化」の予防・治療の具体策が記載されています。ぜひ皆さん、購入して一読してください。
