6月19日から21日まで千葉市の幕張メッセ(国際会議場)で、第50回となる日本老年医学会(会員数約6000人)の学術集会が開催されました。この学会は、高齢者の健康・医療を守る医師や医療関係者が全国から集まって研究の成果を発表し、お互いの情報交換をするものです。介護保険制度から、現在話題になっている後期高齢者医療制度についても討議されています。

私は、「アンチエイジングの科学と医療」というフォーラムで司会をさせていただきました。老化の学説、サプリメントとアンチエイジング、カロリー制限とアンチエイジング、百寿者の研究、アンチエイジングドックについて詳しい報告がありました。
1)要約しますと、長生きの秘訣は、「バランスのとれた食事と運動」ということになりました。食事の量は、食べ過ぎも過度の節食も良くない。運動も、過度の運動は良くないことが、ネズミを使った動物実験でも証明されました。
2)野菜は、健康に良い。
……この結果は当然です。
3)サプリメントとして摂取したビタミンCやビタミンEによる長寿やアルツハイマー病の予防効果は証明されませんでした。
……この結果は意外でした。
寿命への遺伝子の関与は、25%以下だということです。
従って、適度の食事と運動を守れば、誰でも長生きできるということです。