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医療サービスについて(2) 患者参加の未来医療

2008年08月26日

 最近の学生の生活様式を団塊の世代の私たちのころと比べると、快適さでは雲泥の差があります。例えば1人で生活している学生の場合には、部屋はバス・トイレ付きの個室であり、カラーテレビや携帯電話、パソコンはもちろん、自動車まで保有しております。
 これら学生の祖父母である後期高齢者が病院に入院すれば、病院の設備やサービスに耐えることができますが、孫である学生が入院した場合、入院生活には我慢できないと思います。カーテン1枚で隔てられた4人部屋、携帯電話の禁止、おいしくない食事、面会時間の制限などです。病院に入院する行為は、何かの修行をするような感覚になります。このような不平不満を解消し、患者さんや家族の要求に応えてくれる医療サービスを目指すのことも、医療人の使命であると考えます。

 千葉県の鴨川にある「亀田総合病院」を含む亀田メディカルセンターは、医療技術はもちろんですが、医療サービスは日本一の病院だと思います。6月に訪問させていただきました。JR安房鴨川(あわかもがわ)駅から車で北東へ5分くらいの場所に、亀田メディカルセンターの医療ビル群が立ち並んでいます。
 玄関はホテルのロビーのような感じです、最上階のレストランも病院内とは思えないほど都会風でした。立体駐車場が病院の横にあり移動に傘を必要としません。外来日や検査日の予約変更のための専門職員が常駐しています、入院食は自由に選べるし必要なものの買い物の代行もしてくれます、面会時間は自由(病室の出入りは制限があり、家族にはセキュリティカードが渡される)です。
 以下の写真は、病室から食事のメニューなどを選択したり、自分の検査データを読めるタッチパネル式コンピューターです。

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 亀田メディカルセンターの特徴は、患者さんの電子カルテを他の診療所と共有していることですが、さらに驚いたことは、患者さん自身や家族がインターネット経由で自分のカルテを閲覧できる(プラネットシステムと呼ばれています)ことです。もちろん、個人情報の保護には万全の策が講じられています。
 以下の文章は、亀田メディカルセンターが関連する電子カルテの学術会議のホームページからの引用(一部変更)です。

http://www.seagaia.org/sg2005/abstracts/yamada/yamada.html 
約2000人からのアンケートで、「カルテの内容を見たいか」という質問に対しては、87%の方が見たいと回答された。また、「カルテの内容の中で、何を見たいか」という質問に対しては、病名や症状(59%)、医師のコメント(35%)、手術や処置の内容(22%)が多く、薬剤の種類(20%)、検査の内容(19%)といった情報の提供だけでは不十分であるという結果を得た。また、「カルテの内容を見ることによってどんなことに使いたいか」という質問に対しては、健康管理に役立てたい(80%)、緊急医療時のために携帯したい(30%)と回答しており、プラネットにより患者さまの医療への参加に期待できると考えた。

 亀田メディカルセン ターの関連施設である「南房総地域医療ネットワーク」のホームページは、http://info.planet.kameda.jp/what_pla.htmlです。

 以下の写真は、病院の玄関にあったプラネットシステムの案内です。これは、将来普及するべき「患者参加型の未来医療」だと思いました。

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