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医者にかかる際の10箇条

2008年09月17日

 加齢現象だと思いますが、最近、大腸ファイバーの検査を受けるとともに、尿路結石が発症しました。年1回の定期健康診断で便潜血反応が陽性となりました。検査機関から大腸がんの可能性もあるので、必ず検査をするように手紙が来ました。尿路結石は3度目ですが、今回はこれまでと少し状況が異なっていました。
 医者が自分の専門分野以外の病気になった場合に、情報は(1)教科書や医学雑誌(2)同僚(3)インターネットのウェブサイト――から得ることになります。

 まず、大腸ファイバーによる検査について、「便潜血反応 大腸ファイバー」でウェブサイトを検索してみると、「便潜血反応が陽性でも、95%以上は大腸がんではないのです。しかも、受けた人の約6~7%も陽性が出る、精度の低い検査です」「しかし、便潜血反応陽性の人は、陰性の人に比べれば、がんの確率が10倍も高いのです」との記載があり、便潜血反応陽性の重要性を理解しました。
 大腸ファイバーの前処置は、検査の前に約2リッターの下剤を服用し大腸内を空にする必要があります。この下剤による処理の様子、大変なことは同僚から聞いていましたが、予想通りのつらさがありました。大腸ファイバーの検査自体は、軽い静脈麻酔をしていましたので、痛みは全くありませんでした。意識のない間に2個の大腸ポリープは無事、摘出されました。
 教科書などに記載されていない、ウェブサイトでの一般の方々の大腸ファイバーの体験談は非常に役立ちました。さすが、ネットによる情報社会だと再認識しました。ウェブサイトで検索される出現頻度の高い、順番が上位のサイトには、確かな内容のものが掲載されているようです。

 大腸ファイバーを施行した日から3日目の夕食後から、左測腹部の鈍痛を感じるようになりました。頭の中の医学知識を整理してみますと、まず疑うのは尿路結石です。過去に2回尿路結石を起こしていますので、大腸検査で体全体が脱水になって尿量が少なくなった影響を考えました。次に大腸ファイバーで、左の大腸にあった大腸ポリープを焼却した際に、傷跡に穴が開いた、大腸に穿孔(せんこう)が発生したことを疑いました。最悪の大腸穿孔である場合は、緊急の開腹手術や、手遅れになると細菌性腹膜炎で死亡する場合があると教科書に記載されています。検査の最終結果は尿路結石だったので、安心しました。
 尿路結石に関する情報もインターネット経由が大部分です。私たち医療人も、医療情報の収集は、教科書や同僚の意見とともに、ウェブサイトを調べる時代になったようです。

 以下、「NPO法人 ささえあい医療人権センターCOML」作成の「新 医者にかかる際の10箇条」を転載します。病院や診療所に受診時にご利用ください。

【新 医者にかかる際の10箇条】
  ― あなたが “いのちの主人公・からだの責任者” ―
(1)伝えたいことはメモして準備
(2)対話の始まりはあいさつから
(3)よりよい関係づくりはあなたにも責任が
(4)自覚症状と病歴はあなたの伝える大切な情報
(5)これからの見通しを聞きましょう
(6)その後の変化も伝える努力を
(7)大事なことはメモをとって確認
(8)納得できないときは何度でも質問を
(9)医療にも不確実なことや限界がある
(10)治療方法を決めるのはあなたです

「NPO法人 ささえあい医療人権センターCOLM」作成

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