■ 徳島…発心の道場 阿波の札所
《第1番 霊山寺》
- 【所在地】
- 徳島県鳴門市大麻町板東字塚鼻126
- 【連絡先】
- TEL:088-689-1111
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
四国霊場を札所番号順に巡拝する遍路には「発願の寺」。
縁起によると、聖武天皇(在位724~49)の勅願で行基菩薩が開創した。弘仁6年(815)に弘法大師が四国を巡教した際、この地で修法を行った。この時、大師は、多くの僧侶が仏法を説く老師を取り囲み、熱心に耳を傾けている霊感を得た。この光景が、釈迦が天竺の霊鷲山(りょうじゅせん)で説法をしていた情景に似ていると感じ、天竺の霊山を和国(日本)に移す意で「竺和山霊山寺(じくわざんりょうぜんじ)」と名付けた。本尊の前に、この時の念持仏だった釈迦誕生仏像を納め、ここを四国八十八ヶ所の第1番札所として霊場の開設・成就を祈願したと伝えられている。
往時は阿波三大坊の一つとされ、荘厳な伽藍を誇った。天正10年(1582)、長宗我部元親の兵火で堂塔は全焼。阿波徳島藩3代藩主・蜂須賀光隆によって復興したが、明治24年(1891)に本堂と多宝塔を除く堂宇を再び焼失。ほとんどは近年の建物となっている。別格本山。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)