■ 徳島…発心の道場 阿波の札所
《第4番 大日寺》
- 【所在地】
- 徳島県板野郡板野町黒谷字居内5
- 【連絡先】
- TEL:088-672-1225
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
弘法大師が弘仁6年(815)、この地で修行していた時、大日如来を感得し、55センチほどの大日如来像を彫造して本尊とし、創建したという。本尊にちなんで「大日寺(だいにちじ)」と命名したと伝えられている。山号の「黒厳山(こくがんざん)」は、境内が三方を山に隔てられ、人里離れたこの地が「黒谷」と称されていたのが由来といわれる。
寂本著『四国遍礼霊場記』(1689)によると、かつては立派な堂塔が並び、境内は広々していたという。歳月を経て伽藍の軒は風化したが、応永年間(1394~1428)に松法師という人に夢の託言があり、修復された旨が記されている。その後、伽藍は再び荒廃したが、天和~貞享年間(1681~88)に再興された。阿波徳島藩主・蜂須賀家は大日如来を本尊としており、元禄年間(1688~1704)から宝暦年間(1751~64)にかけて手厚い保護を受け、寺塔の大修理が行われた。
本堂と大師堂を結ぶ回廊には、江戸時代中ごろ大阪の信者が奉納したという西国三十三観音霊場の木造観世音像33躯が安置されている。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)