■ 徳島…発心の道場 阿波の札所
《第7番 十楽寺》
- 【所在地】
- 徳島県阿波市土成町高尾字法教田58
- 【連絡先】
- TEL:088-695-2150
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
寺は以前、現在地から北へ3キロほど奥の十楽寺谷の堂ヶ原にあったと推定されている。大同年間(806~10)に弘法大師がこの地を巡教した際、阿弥陀如来を感得し、阿弥陀如来像を刻んで本尊としてまつったと伝えられている。大師は、生・老・病・死など人間として避けられない苦難に十の光明と輝く楽しみが得られるようにと、「光明山十楽寺(こうみょうざんじゅうらくじ)」と名付けたといわれる。
創建からしばらくは広大な七堂伽藍を誇ったが、天正10年(1582)に長宗我部元親(1539~99)による兵火ですべての堂塔が焼失した。本尊は、住職が背負って難を免れたという。
寛永12年(1635)、現在地に移った。明治時代に本堂が再建され、本格的な大師堂や書院などを整えた。平成6年(1994)には新たに木造の本堂を建立している。
本堂の左前にある「治眼疾目救済地蔵尊」は、古くから眼病や失明の治療に霊験があるとされ、目の病気に悩むお遍路さんの参詣が多いという。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)