■ 徳島…発心の道場 阿波の札所
《第9番 法輪寺》
- 【所在地】
- 徳島県阿波市土成町土成字田中198-2
- 【連絡先】
- TEL:088-695-2080
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
古くは「白蛇山法林寺(はくじゃさんほうりんじ)」と称され、現在地より北へ4キロほど山間にあり、壮大な伽藍を誇っていたと伝えられる。縁起によると、弘仁6年(815)、この地で巡教していた弘法大師が白蛇を見つけた。白蛇は仏の使いといわれることから、大師は釈迦の涅槃像を彫造して本尊とし、開基したとされる。涅槃釈迦如来像は北枕で顔を西向き、右脇を下にして横たわる涅槃の姿を表している。嘆き悲しむ羅漢や動物の像なども安置されている。像は5年に1度開帳される。
寺は天正10年(1582)、長宗我部元親(1539~99)による兵火で焼失したが、礎石など遺跡が残っている。現在地に再建されたのは正保年間(1644~48)で、当時の住職が「転法林(てんぽうりん)で覚(さとり)をひらいた」とされ、山号と寺名を「正覚山法輪寺(しょうかくざんほうりんじ)」に改めた。安政6年(1859)にも鐘楼堂だけを残し全焼。現在の堂塔は明治時代に再建された。
寺宝には、明治天皇が下賜した「弘法大師御衣(おころも)」が伝わっている。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)
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