■ 徳島…発心の道場 阿波の札所
《第14番 常楽寺》
- 【所在地】
- 徳島県徳島市国府町延命606
- 【連絡先】
- TEL:088-642-0471
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
弥勒菩薩は釈迦入滅後56億7000万年後に出現するという未来仏。四国霊場では唯一、弥勒菩薩を本尊としている。
縁起では、弘法大師が厄年のころ、この地で修行していた時、化身した弥勒が多くの菩薩を従えて来迎したという。大師は感得し、霊木にその尊像を彫造し、堂宇を建立して本尊にした。大師は御遺告(ごゆいごう、遺言)の一節でもこの本尊について触れている。
その後、大師のおいの真然(しんねん)僧正が金堂を建てた。また、高野山の再興で知られる祈親(きしん)上人によって講堂や三重塔、仁王門などが建立され、七堂伽藍の大寺院となった。室町時代には阿波の守護大名の祈願所にもなっている。天正(1573~92)の兵火で灰燼に帰したが、江戸時代初期には復興。文化15年(1818)、低地の谷地から現在地の近くに移った。
奇形の岩盤の断層の重なる「流水岩の庭」は見ごたえがある。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)