■ 徳島…発心の道場 阿波の札所
《第15番 国分寺》
- 【所在地】
- 徳島県徳島市国府町矢野718-1
- 【連絡先】
- TEL:088-642-0525
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
四国霊場は4県それぞれに国分寺がある。聖武天皇は、天平13年(741)に国家の安穏や政教一致、地方文化の向上などを祈り、勅命によって全国に国分寺を創建した。阿波国分寺の開基は行基菩薩とされ、自ら薬師如来を彫造して本尊とした。創建当初は法相宗(ほっそうしゅう)だった。寺領は2町四方で、金堂を中心に七重塔の建つ壮大な七堂伽藍が整えられていた。当時の寺域は徳島県の史跡に指定されており、遺跡から往時の栄華がしのばれる。
弘仁年間(810~24)に弘法大師が四国霊場開創のため巡教した際、真言宗に改めた。
寺は天正(1573~92)の兵火で灰燼に帰し、寂本著『四国遍礼霊場記』(1689)からは境内がかなり衰微していた様子がうかがえる。寛保元年(1741)、阿波徳島藩郡奉行の速水角五郎が伽藍を再建し、曹洞宗の寺院となった。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)