■ 徳島…発心の道場 阿波の札所
《第16番 観音寺》
- 【所在地】
- 徳島県徳島市国府町観音寺49-2
- 【連絡先】
- TEL:088-642-2375
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
寺に伝わる『観音寺縁起』によると、弘法大師が創建、自ら千手観音像を彫造して本尊とし、脇侍に不動明王像と毘沙門天像を刻んだことや、阿波徳島藩第5代藩主・蜂須賀綱矩(つなのり)が新築・移転に協力したことなどが記されている。
また寺伝によると、聖武天皇(在位 724~49)が勅願で全国に国分寺を創建する際、行基菩薩に命じて勅願道場として建立したとされる。
弘法大師がこの地を訪れたは弘仁7年(816)ころで、本尊の像などを彫造して再興し、現在の寺名を定めたとされている。
その後は天正(1573~92)の兵火で罹災するなど栄枯盛衰の運命を歩んだ。万治2年(1659)、阿波徳島藩主・蜂須賀家の帰依を受けて宥応(ゆうおう)法師によって再建され、現在に至っていると伝えられる。遍路道に面する和様重層の鐘楼門は昔の面影を残し、堂々とした風格がある。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)