■ 徳島…発心の道場 阿波の札所
《第19番 立江寺》
- 【所在地】
- 徳島県小松島市立江町字若松13
- 【連絡先】
- TEL:0885-37-1019
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
高野山真言宗の別格本山。「四国の総関所」として四国八十八ヶ所の根本道場といわれ「阿波の関所」としても知られる。
縁起によると、聖武天皇(在位 724~49)の勅願で行基菩薩が創建。行基菩薩は光明皇后の安産を祈るため、念持仏として5.5センチほどの黄金の「子安(こやす)の地蔵さん」を彫造、「延命地蔵菩薩」と名付けて本尊とし、堂塔を建立したと伝えられる。
弘仁6年(815)に弘法大師が訪れた時、本尊が小さいため失うおそれがあるとして、高さ1.9メートルの延命地蔵像を彫造、その胎内に本尊を納めた。この時、「立江寺(たつえじ)」と号した。当時は現在地より西へ400メートルほど山寄りで七堂伽藍を備えていたという。
天正(1573~92)の兵火で壊滅的打撃を受けたが、本尊は難を免れた。その後、阿波徳島藩藩祖・蜂須賀家政の帰依を受けて現在地に再建された。本尊は昭和49年(1974)の火災でも救い出された。同52年に再建された本堂の格天井画(ごうてんじょうが)286枚と観音堂の絵天井は昭和の日本画を代表する文化財として評価されている。釈迦三尊図は国の重要文化財。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)