■ 高知…修行の道場 土佐の札所
《第26番 金剛頂寺》
- 【所在地】
- 高知県室戸市元乙523
- 【連絡先】
- TEL:0887-23-0026
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
室戸岬から西北に向かうと土佐湾に突き出た行当(ぎょうどう)岬がある。その頂上に、原始林に覆われた金剛頂寺の境内がある。室戸三山の一つで通称「西寺」ともいう。
縁起によると、大同2年(807)、平城天皇の勅願で弘法大師が本尊の薬師如来像を彫造し、創建したとされる。当時は「金剛定寺(こんごうじょうじ)」といった。女人禁制で、女性は約4キロ離れた「女人堂」と呼ばれる不動堂から遥拝していたという。
続く嵯峨天皇(在位809~23)が「金剛頂寺」という勅額を奉納、寺名を改め、続く淳和天皇も勅願所として尊信した。住職は第10世まで勅命で選ばれていた。
室町時代には堂宇を罹災したが、長宗我部元親(1539~99)が寺領を寄進、土佐藩主の祈願所として諸堂が整備された。
昭和には正倉院様式の宝物殿「霊宝殿」が建立された。大師が旅した時の「金銅旅壇具」ほか、重要文化財が数多く収蔵されている。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)