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■ 高知…修行の道場 土佐の札所

《第28番 大日寺》
第28番 大日寺
  • 【所在地】
  • 高知県香南市野市町母代寺476
  • 【連絡先】
  • TEL:0887-56-0638
  • 【近隣の地図】
  • 地図
【略縁起】
 縁起によると、聖武天皇(在位724~49)の勅願で行基菩薩が大日如来の尊像を彫造し、堂宇に安置して開創したと伝えられる。
 その後、寺は荒廃したが、弘仁6年(815)、四国を巡教していた弘法大師は、末世の人々の安泰を祈って楠の大木に爪で薬師如来像を彫り、これをまつって復興したという。以後は隆盛し、七堂伽藍や末寺、脇坊が備わった。慶長年間(1596~1615)以降は土佐高知藩の祈願寺となり、堂塔も整備された。明治新政府の神仏分離令で一時は廃寺となったが、明治17年(1884)に再興された。
 行基菩薩作とされる金剛界大日如来坐像は高さ145センチの寄せ木造りで四国最大級。智証大師(円珍)作と伝わる脇侍の聖観世音菩薩立像とともに国の重要文化財。大師が爪で彫ったという楠の霊木は「爪彫り薬師」と呼ばれている。明治初めの強風で倒れたが、跡地に一堂を建て霊木として安置されている。

 写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
 参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)
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