■ 高知…修行の道場 土佐の札所
《第29番 国分寺》
- 【所在地】
- 高知県南国市国分546
- 【連絡先】
- TEL:088-862-0055
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
聖武天皇が全国に国分寺の建立を命じたのは天平13年(741)ごろ。土佐では行基菩薩が千手観世音菩薩を彫造して本尊とし、天下泰平と五穀豊穣、万民豊楽を願う祈願所として開創、歴代天皇から加護を受けた。
縁起によると、弘仁6年(815)ごろ弘法大師がこの地を訪れ、毘沙門天像を彫造して奥の院に安置した。また厄除けの星供(ほしく)の秘法を本堂で修めたことから、土佐国分寺は「星供の根本道場」となり、大師像は「星供大師」と呼ばれた。
何度か兵火に遭ったが、永禄元年(1558)に長宗我部国親・元親が本堂(金堂)を再建した。外観は天平様式、内部には室町時代の特色も見られ、国の重要文化財に指定されている。仁王門は明暦元年(1655)、土佐高知藩2代藩主・山内忠義が寄進したもので、豪壮な二層造り。庭園の杉苔は美しく「土佐の苔寺」ともいわれ、境内全域が国の史跡に指定されている。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)