■ 高知…修行の道場 土佐の札所
《第35番 清瀧寺》
- 【所在地】
- 高知県土佐市高岡町丁568-1
- 【連絡先】
- TEL:088-852-0316
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
寺は土佐市北部の医王山中腹にある。この地域は土佐和紙、手すき障子紙で知られる高知県の紙どころ。
縁起によると、養老7年(723)、行基菩薩が行脚中、この地で霊気を感得した。薬師如来像を彫造して本尊とし、堂舎を建て「繹木寺(たくもくじ)」と名付けて開山したのが始まりと伝えられている。
弘法大師は弘仁年間(810~24)のころ訪れ、本堂上方の岩の上に壇を築き、五穀豊穣を祈願して修法を行った。満願の日に金剛杖で壇を突くと、岩の上から清水が湧き出して池になったという。ここから寺名を「清瀧寺(きよたきじ)」に改め霊場とした。この水は田畑を潤し、和紙産業をおこすことにも貢献した。
江戸時代には土佐高知藩主からの帰依が厚く、数百石の寺領寄進を受け、七堂伽藍や末寺十数カ寺を持つ大寺院だった。
厄除け祈願の寺として知られ、本堂の屋根より高い薬師如来像がその象徴となっている。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)