■ 愛媛…菩提の道場 伊予の札所
《第41番 龍光寺》
- 【所在地】
- 愛媛県宇和島市三間町戸雁173
- 【連絡先】
- TEL:0895-58-2186
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
地元では「三間のお稲荷さん」と呼ばれ、親しまれている。神仏習合の面影があり、鳥居の山門をくぐると狛犬が迎え、境内には狐とお地蔵さんの石像が並んでいる。
縁起によると、大同2年(807)に弘法大師がこの地を訪れた際、稲束を背負った白髪の老人が「われこの地に住み、法教を守護し、諸民を利益せん」と告げて姿を消したという。大師はこの翁が五穀大明神の化身と悟り、稲荷明神像を彫造し、堂宇を建て安置した。また本地仏とする十一面観世音菩薩と脇侍の不動明王、毘沙門天も造像して安置、四国霊場の総鎮守の寺として開創したと伝えられる。
創建当時から神仏習合の寺で、稲荷寺として信仰されてきたが、明治新政府の廃仏毀釈によって旧本堂は「稲荷社」となった。その後、新たに本堂を建立し、本地仏だった十一面観世音菩薩を本尊とし、隣に弘法大師勧請の稲荷明神像をまつることになった。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)