■ 愛媛…菩提の道場 伊予の札所
《第45番 岩屋寺》
- 【所在地】
- 愛媛県上浮穴郡久万高原町七鳥1468
- 【連絡先】
- TEL:0892-57-0417
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
標高約700メートル、巨岩の中腹に堂宇がたたずむ山岳霊場。弘法大師は弘仁6年(815)にこの地を訪れたとされている。すでに土佐の女性が岩窟にこもるなどして神通力を身につけ、「法華仙人」と称していたが、大師に厚く帰依して全山を献上したという。大師は木造と石造の不動明王を刻み、木像は本尊として本堂に、石像は奥の院の秘仏として岩窟にまつり、護摩修法を行った。像や護摩炉壇、仙人堂などは13世紀末ごろまではそのまま残っていたと伝えられる。
『一遍聖絵』には、鎌倉時代の一遍上人がこの地で修行したことが描かれている。
いつからか第44番大寶寺の奥の院とされていたが、明治7年(1874)に第1世の住職が就いた。同31年には仁王門と虚空蔵堂(こくうぞうどう)を除く全山を焼失したが、大正9年(1920)に大師堂を再建。昭和に入って本堂や山門、鐘楼を順次復興し、その後も宿坊などが建立された。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)