■ 愛媛…菩提の道場 伊予の札所
《第46番 浄瑠璃寺》
- 【所在地】
- 愛媛県松山市浄瑠璃町282
- 【連絡先】
- TEL:089-963-0279
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
この辺りは四国遍路の元祖といわれる右衛門三郎(えもんさぶろう)のふるさととして知られる。参道入口の石段横に「永き日や 衛門三郎 浄瑠理寺」と彫られた正岡子規の句碑がある。
縁起によると、奈良の大仏の開眼に先立ち、行基菩薩が和銅元年(708)に布教のためこの地を訪れ、仏法を修行する適地として伽藍を建立した。白檀の木で薬師如来像を彫って本尊とし、脇侍に日光・月光菩薩などを彫造して安置、薬師如来がいるとされる瑠璃光浄土から「浄瑠璃寺」とした。大同2年(807)に弘法大師が荒廃した伽藍を修復し、四国霊場の寺とした。
正徳5年(1715)には山火事で本尊と脇侍を除くほとんどを焼失したが、天明5年(1785)に地元の庄屋から住職になった堯音(ぎょうおん)が復興に尽力した。堯音は托鉢をしながら全国を行脚し、その浄財で現在の本堂などを再興した。
境内には樹齢1000年を超すイブキビャクシンがある。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)