■ 愛媛…菩提の道場 伊予の札所
《第47番 八坂寺》
- 【所在地】
- 愛媛県松山市浄瑠璃町773
- 【連絡先】
- TEL:089-963-0271
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
修験道の開祖といわれる役行者(えんのぎょうじゃ)の開基と伝えられる。寺は山の中腹にあり、大宝元年(701)に文武天皇の勅願で伊予の豪族の越智玉興が堂塔を建立した。弘法大師が弘仁6年(815)にこの寺で修法した際、荒廃した寺を再興して霊場と定めた。本尊の阿弥陀如来坐像は、平安時代中期に浄土教の興隆に貢献した源信の作と伝えられる。
その後、紀州から熊野権現の分霊や十二社権現を奉祀して修験道の根本道場となり、「熊野八坂寺」とも呼ばれた。境内に12坊、末寺は48カ寺にのぼり、僧兵を抱えた時期もあった。
しかし、天正(1573~92)の兵火で焼失。以降、再興と火災が重なり、規模は縮小した。
寺の現在地は、熊野大権現などがまつられていた宮跡。本堂の地下室には全国から奉納された阿弥陀尊が約8000駆まつられている。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)