■ 愛媛…菩提の道場 伊予の札所
《第49番 浄土寺》
- 【所在地】
- 愛媛県松山市鷹子町1198
- 【連絡先】
- TEL:089-975-1730
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
縁起によると、天平勝宝年間(749~57)に女帝・孝謙天皇の勅願所として、恵明上人が、行基菩薩の彫造した釈迦如来像を本尊にして開創した。当時は法相宗(ほっそうしゅう)の寺院だったという。
後に弘法大師がこの寺を訪ね、荒廃していた伽藍を再興し、真言宗に改宗した。このころから寺は栄え、寺域は8丁四方に及び、66坊の末寺を持つほどだった。
平安時代中期、空也上人が四国を巡歴した。浄土寺に滞在した天徳年間(957~61)の3年の間、村人らに布教をした。本堂には空也上人像が安置されており、境内入口には正岡子規の句碑「霜月の 空也は骨に 生きにける」が立っている。
鎌倉時代の建久3年(1192)、源頼朝が一門の繁栄を祈願して堂塔を修復したが、応永23年(1416)の兵火で焼失した。その後、文明年間(1469~87)に領主の河野通宣(みちのぶ)が再建した。本堂と内陣の厨子は当時のもので、国の重要文化財に指定されている。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)