■ 愛媛…菩提の道場 伊予の札所
《第60番 横峰寺》
- 【所在地】
- 愛媛県西条市小松町石鎚2253
- 【連絡先】
- TEL:0897-59-0142
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
西日本最高峰の石鎚山は山岳信仰の霊地で修験道の道場。弘法大師は石鎚で修行した様子を『三教指帰(さんごうしいき)』に記している。境内は山の北側中腹、四国霊場では3番目に高い標高約750メートルにあり、「遍路ころがし」の最難所だった。
縁起によると、白雉2年(651)、役行者(えんのぎょうじゃ)が石鎚山の星ヶ森で修行中、蔵王権現が山頂付近に現れたという。その姿を石楠花の木に彫り、小堂を建て安置したのが創建とされる。延暦年間(782~806)には石仙(しゃくせん)仙人という行者が住み、桓武天皇(在位781~806)の脳病平癒を成就したことから菩薩の称号を与えられたと伝えられる。
弘法大師は大同年間(806~10)にこの寺で修法を行ったとされ、蔵王権現が現れたのを感得し、堂宇を整備して霊場とした。神仏習合の別当寺として栄えたが、明治新政府の廃仏毀釈によって廃寺。明治42年(1909)に信徒の協力で復興した。
現在は林道ができ、500メートルほど離れた駐車場まで車で通行できる(冬季は不通)。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)