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■ 愛媛…菩提の道場 伊予の札所

《第62番 宝寿寺》
第62番 宝寿寺
  • 【所在地】
  • 愛媛県西条市小松町新屋敷甲428
  • 【連絡先】
  • TEL:0898-72-2210
  • 【近隣の地図】
  • 地図
【略縁起】
 縁起によると、聖武天皇(在位724~49)の時代、この地に伊予の一の宮神社が建立され、大和(奈良)の僧・道慈律師(どうじりっし)が勅命を受けて法楽所として別当寺を創建したのが初めとされている。当時は「金剛宝寺」と称し、中山川下流の白坪という地にあったと伝えられる。
 弘法大師が訪れたのは大同年間(806~10)で、聖武天皇の妃である光明皇后の姿をかたどった十一面観世音菩薩像を彫造して本尊とし、寺名を「宝寿寺」に改めて霊場とした。このころ伊予の豪族、越智氏の夫人が難産で苦しんでおり、大師が本尊に祈願した霊水で加持したところ無事出産したことから、安産の観音さまとしても信仰されたという。
 中山川の洪水で何度か被害を受け、天養2年(1145)には堂宇を再建して山号を現在の「天養山」に改めた。大山祇神社の別当寺として栄えたが、天正13年(1153)、戦禍で壊滅。明治維新の廃仏毀釈にも遭ったが、明治10年(1877)に再建された。

 写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
 参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)
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