■ 愛媛…菩提の道場 伊予の札所
《第64番 前神寺》
- 【所在地】
- 愛媛県西条市洲之内甲1426
- 【連絡先】
- TEL:0897-56-6995
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
前神寺は、日本七霊山の一つ、石鎚山のふもとにある。真言宗石?(いしづち)派の総本山で、修験道の根本道場。弘法大師は若いころ石鎚山に2度入り、修行したことが知られている。
縁起によると、天武天皇(在位673~86)のころ、修験道の祖とされる役行者(えんのぎょうじゃ)が石鎚山で修行中、釈迦如来と阿弥陀如来が衆生の苦しみを救済するため石?蔵王権現となって現れたのを感得した。その尊像を彫って安置し、まつったのが開創とされている。
その後、桓武天皇(在位781~806)が病気平癒を祈願して成就したことから、七堂伽藍を建立して勅願寺とし、「金色院前神寺(こんじきいんまえがみじ)」という称号を下賜した。以来、歴代天皇の帰依は厚く、諸道の修復や増築などにも寄与した。江戸時代には西条藩主・松平家の祈願所となり、寺運は隆盛を極めた。明治新政府の神仏分離令で廃寺となったが、明治22年(1889)に霊場として復興した。
毎年、7月1日からの「お山開き」には大勢の白衣姿の信者が集まってくる。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)