■ 香川…涅槃の道場 讃岐の札所
《第68番 神恵院》
- 【所在地】
- 香川県観音寺市八幡町1-2-7
- 【連絡先】
- TEL:0875-25-3871
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
琴弾山(ことひきやま)中腹で第69番観音寺と同じ境内にある。
縁起によると、大宝3年(703)、法相宗(ほっそうしゅう)の高僧・日証上人が琴弾山頂で修行をしていた時、西の空が鳴動して薄暗くなった。驚いた上人が近くの浜に出ると、船上で琴を弾く翁が「われは八幡大明神なり。宇佐より到る。この地の風光、去りがたしと覚ゆ」と告げ、消えた。上人はお告げを感得し、その船を神船として琴とともに山頂に引き上げ、社殿を造って琴弾八幡宮と号した。この時、八幡宮をまつる別当寺として建立した神宮寺「弥勒帰敬寺(みろくききょうじ)」が神恵院と観音寺の起源とされる。
養老6年(722)に行基菩薩、大同2年(807)に弘法大師が訪れたとされる。大師は琴弾八幡宮の本地仏である阿弥陀如来像を描いて本尊とし、寺号を「七宝山神恵院(しっぽうざんじんねいん)」に改めて霊場に定めたという。
明治新政府の神仏分離令によって琴弾八幡宮の本尊の阿弥陀如来像は観音寺の西金堂(さいこんどう)に移されたが、これを神恵院の本尊とした。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)