■ 香川…涅槃の道場 讃岐の札所
《第69番 観音寺》
- 【所在地】
- 香川県観音寺市八幡町1-2-7
- 【連絡先】
- TEL:0875-25-3871
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
観音寺は第68番神恵院と同じ境内にあり、開基や創建時期、由縁も同じ。創建されたころの寺号は「神宮寺宝光院」。
大同2年(807)、弘法大師は第7世住職となった。このころ大師は、琴弾(ことひき)大明神が乗っていた船(第68番神恵院の項参照)は神功皇后とゆかりがあり、観音の化身であると感得したという。そこで大師は琴弾山中腹に奈良の興福寺にならって七堂伽藍を建立し、本尊とする聖観世音菩薩像を彫造して安置した。またこの地に仏塔を建て七宝を埋めて地鎮をしたことから、寺名を「七宝山(しっぽうざん)観音寺」に改めて霊場に定めた。
桓武天皇(在位781~806)など3代の天皇の勅願所となるなど寺運は隆盛を誇ったが、明治新政府の神仏分離令で本地仏を移した。
本堂は朱塗りの柱が鮮やかで「金堂」とも呼ばれ、室町時代の建築で国指定重要文化財。宝物館には国の重要文化財が数多く収蔵されている。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)