■ 香川…涅槃の道場 讃岐の札所
《第72番 曼荼羅寺》
- 【所在地】
- 香川県善通寺市吉原町1380-1
- 【連絡先】
- TEL:0877-63-0072
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
縁起によると、創建は推古4年(596)ごろで、讃岐の領主だった佐伯家の氏寺とされ、当時は「世坂寺(よさかじ)」と称したという。
弘法大師は唐から帰朝した翌年の大同2年(807)、亡き母の菩提を弔うためこの寺を訪れた。大師は唐の青龍寺にならって伽藍を3年がかりで建立、本尊に大日如来像を安置し、唐から持ち帰った両界曼荼羅を奉納。寺名を「曼荼羅寺(まんだらじ)」に改めたと伝えられる。
鎌倉時代には、後堀河天皇(在位1221~32)が「曼荼羅寺は仏法興隆、鎮護国家の霊場なるにより未来際を限って、寺領を此寺に給う」との綸旨を下した。しかし永禄3年(1560)に兵火で焼失、慶長年間(1596~1615)の戦火でも被害を受けた。
平安末期の歌人、西行法師は寺の近くに2年間滞在し「西行庵」を結んだといわれる。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)