■ 香川…涅槃の道場 讃岐の札所
《第75番 善通寺》
- 【所在地】
- 香川県善通寺市善通寺町3-3-1
- 【連絡先】
- TEL:0877-62-0111
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
真言宗発祥の根本道場である高野山の金剛峯寺などとともに、弘法大師ゆかりの三大霊跡の一つ。真言宗善通寺派の総本山で弘法大師・空海の誕生地。
創建時、現在の善通寺市街は門前町で、広大な敷地は大師の父、佐伯善道(よしみち)の荘田だったという。大師は宝亀5年(774)、現在の西院(さいいん)にある御影堂(みえどう)の奥殿で生まれたと伝わる。奥殿は母・玉寄御前(たまよりごぜん)の館跡で、周囲には産湯の井戸や御影の池などがあり、大師誕生の地であることから「誕生院」とも呼ばれる。
創建は大師が唐から帰朝した翌年の大同2年(807)に始まった。父の屋敷があった地に佐伯氏一族の菩提寺建立を発願し、6年の歳月をかけて七堂伽藍を完成した。大師は薬師如来像を彫造し本尊として安置、父の名から寺名を「善通寺」とした。
鎌倉時代に最盛期を迎えた。暦応3年(1340)に火災、永禄元年(1558)に災禍に遭ったが、歴代領主の帰依が厚く、代々の住職の尽力で広大な境内伽藍が整えられている。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)