■ 香川…涅槃の道場 讃岐の札所
《第78番 郷照寺》
- 【所在地】
- 香川県綾歌郡宇多津町1435
- 【連絡先】
- TEL:0877-49-0710
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
境内から瀬戸大橋が眺望できる。四国霊場で唯一の時宗の寺。
縁起によると、神亀2年(725)、行基菩薩が開創した。行基菩薩は55センチほどの阿弥陀如来像を彫造して本尊とし、「道場寺」と称した。御詠歌に「道場寺」と詠まれているのもその名残。「郷照寺(ごうしょうじ)」に改めたのは寛文4年(1664)。
大同2年(807)に弘法大師が訪れて仏法有縁の地と感得し、自身の像を彫造して厄除けを誓願した。木造の大師像は「厄除うたづ大師」として信仰されている。
仁寿年間(851~54)には、京都の醍醐寺を開山した理源大師(聖宝)がこの寺で修行したと伝えられている。寛和年間(985~87)には浄土教の理論的基礎を築いた恵心僧都(源信)が釈迦如来の絵を奉納し、釈迦堂を建立したとされている。さらに仁治4年(1243)、『南海流浪記』を著した高野山の道範阿闇梨(どうはんあじゃり)が流罪になった時、この寺を仮寓にした。
時宗の開祖・一遍上人は、正応元年(1288)に3カ月ほど滞在し、踊り念仏の道場を開いた。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)