■ 香川…涅槃の道場 讃岐の札所
《第80番 國分寺》
- 【所在地】
- 香川県高松市国分寺町国分2065
- 【連絡先】
- TEL:087-874-0033
- 【近隣の地図】
- 地図
【略縁起】
創建時の本堂の礎石が残っており、奈良の唐招提寺の金堂に匹敵する規模だったとみられる。七重塔の礎石もあり、現存すれば、木造塔として日本一の高さを誇る京都の東寺(教王護国寺)の五重塔を超す大きな塔だったといわれる。遺構を残す旧境内全域が国の特別史跡に指定されている。
聖武天皇は天平13年(741)、国家安穏などを願って全国に国分寺の建立を命じた。四国は行基菩薩が勅命を受け、讃岐國分寺が落慶したのは天平勝宝8年(756)と伝わる。行基菩薩は本尊として約5.7メートルの十一面千手観音像を彫造して安置した。創建時の寺領は約5万平方メートル。南大門を入ると東側に七重塔、中央には中門、金堂、講堂、僧房などが並んでいた。
弘法大師が訪れたのは弘仁年間(810~24)とされ、本尊や伽藍を修復して霊場に定めた。天正(1573~92)の兵火で本堂と本尊、鐘楼を残し、ほとんどを焼失した。慶長年間(1596~1615)に国主・生駒一正が再興。以後も藩主の保護を受け寺運は隆盛した。
写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)