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■ 香川…涅槃の道場 讃岐の札所

《第83番 一宮寺》
第83番 一宮寺
  • 【所在地】
  • 香川県高松市一宮町607
  • 【連絡先】
  • TEL:087-885-2301
  • 【近隣の地図】
  • 地図
【略縁起】
 高松市の田園と住宅地が混在する地に境内がある。
 開基は、南都仏教の法相宗(ほっそうしゅう)の教学を広め、行基菩薩など高僧を輩出した義淵(ぎえん)僧正(?~728)とされる。大宝年間(701~04)に法相宗の寺として建立され、年号にちなんで「大宝院」と称したと伝えられる。和銅年間(708~15)、諸国に一の宮が建立された際、行基菩薩が大宝院の修築にあたり、讃岐一の宮田村神社の第一別当寺とされた。寺号は「神毫山一宮寺(しんごうさんいちのみやじ)」に改められ、末寺を含め14カ寺の大寺院として栄えたという。
 大同年間(806~10)に弘法大師が滞在した時、本尊として約1メートルの聖観世音菩薩を彫造、さらに大師の自像を彫って安置して伽藍を再興した。この時、真言宗に改宗した。
 天正12年(1584)の兵乱で堂塔を焼失し、中興の祖とされる宥勢大徳(ゆうせいだいとく)が再興した。延宝7年(1679)に高松藩2代藩主・松平頼常によって田村神社の別当寺を解職された。讃岐の一宮寺は、他の一の宮寺より200年前に神仏が分離された珍しい霊場。

 写真は『遍路の風景 空海のみち』村上護著、吉岡功治撮影(愛媛新聞社)から
 参考文献『先達経典』(四国八十八ヶ所霊場会)
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