(2008年07月09日)
(2008年07月07日)
(2008年06月05日)
DNCA-2030
発売中

元オフコースの彼が約5年ぶりに放ったオリジナル・アルバムは、歌、コーラス、メロディー、言葉、ギターフレーズ、サウンドの音色……etcと、金太郎飴のごとく、どこを切っても鈴木康博、純度120%、といった印象の作品に仕上がった。
というのも本作は、作詞・作曲はもちろん、アレンジ、すべての楽器演奏、録音、ミックスに至るまですべて1人で手がけた完全セルフプロデュース盤だから。来年60歳を迎える節目の作品にふさわしい、これまでの音楽活動の集大成という側面もある。洋楽の持つ都会的空気感、高揚感、心地よさをJ-POPに昇華した耳に優しい旋律の上を、過去、現在、そしてこれからに馳(は)せたリアルな思いが行き来する。いわば深いりの微糖コーヒーのような味わいか。後味が良い。