サイト内検索 Web 
文字サイズの設定文字サイズを大きく文字サイズを標準に文字サイズを小さく

“食財”たちが、秋が来たことを教えてくれた

2007年10月01日

 今年はどうなっているのでしょうか? そろそろお祭りの季節なのに、まだ日中は暑いですね。今日は先日開催した料理教室の話題です。
 私には毎年、地元西条市を中心に料理教室の依頼があります。先日は西条市玉津公民館で、玉津地区のお母さんと一緒に料理を作ってきました。

 今回のメニューは・・・
1. チキンと土居町産里芋のゴルゴンゾーラチーズソース
2. 河原津産太刀魚のカルパッチョ 西条産アイコ添え
3. ベーコンとたっぷりきのこのスパゲッティ
の3品でした。

チキンと土居町産里芋のゴルゴンゾーラチーズソース、河原津産太刀魚のカルパッチョ 西条産アイコ添え
【写真】チキンと土居町産里芋のゴルゴンゾーラチーズソース、
河原津産太刀魚のカルパッチョ 西条産アイコ添え

 宇摩地区の里芋は今からが旬ですね。生産量は日本一で、うまみも香りも一級品です。
 家庭ではいもだき鍋や煮っ転がし、けんちん汁などに使われますが、私たちは違う出し方をします。里芋を皮ごと湯がきます。根菜類は皮と身の間に栄養分やうまみが含まれるので、皮はとりません。その芋を縦にカットして油で揚げます。里芋のフライを作るのです。味付けは塩だけ! もっちりして大変おいしくいただけます。グリルをする調理道具があれば、焼いてもおいしいですよ。

 今回の料理は、チキンのもも肉とともに里芋をフライパンで焼き、“世界三大青カビチーズ”の一つであるイタリアのゴルゴンゾーラチーズのクリームソースで軽い煮込みを作りました。
 黒コショウとの相性がいいので、たっぷりかけていただきましたよ。口の中にチキンとチーズのうまみを吸った里芋の香りがいっぱいに広がります。

 同じく太刀魚も旬の魚です。旧東予市の河原津漁港であがった太刀魚を軽くマリネして臭みをとり、青紫蘇(あおじそ)とオリーブオイルの一番搾りであるバージンオイルでソースを作ります。飾りには西条産のトマト(アイコという品種)をたっぷり飾りました。アイコはとっても甘くて、お魚と相性バッチリでした。お刺し身も、一工夫すれば一味違った料理になります。

 スパゲティは、秋を感じるキノコをたっぷり! 入れて、香り豊かに仕上げました。

 口の中と鼻から抜ける香りは”秋”一色です。

玉津地区の美人お母さんたち
【写真】玉津地区の美人お母さんたち

 私の料理教室のコンセプトは……。
 できるだけ地元の物を使い、できるだけ地元で手に入れられるものを使うことを大切にしています。
 もう1つは、料理を教えるのではなく、料理を作る楽しさを感じていただきたいと思い、笑いを入れながら開催しています。作り手が楽しく作らないと、食べ手であるご家族には伝わりませんよね。もちろん、まじめに理論的なことや食の歴史もお伝えしています。
 何年も何年も毎日毎日、料理を作ってきたお母さん。ご家族を思うお母さんの料理には、私たち料理人は到底いかないませんが、日ごろと違ったメニューをご家庭で楽しんでいただければうれしいですね。

 健康な食の基本は旬の物をいただくことだそうです。旬の物はパワーがあって、しかも安い! 言うことないですね。ただし! おいしいからといって食べすぎには要注意です。

 まだまだ暑い日が続きますが、“食財”たちは、秋が来たことを教えてくれました。

Copyrights(c)The Ehime Shimbun Co.,Ltd. All rights reserved.
掲載している記事、写真などを許可なく転載、複製などに利用することはできません。
プライバシーポリシー著作権・リンク
愛媛新聞ONLINE