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冬は野菜がうまい

2007年12月07日

 日中、寒くなってきましたね。私は冬生まれ(1月)なのですが、なぜか冬が苦手! あまり好きな季節ではありません。しかし! 食べ物はおいしくなります。特にこの時期にできる野菜はうまい。蕪(かぶら)に大根、ごぼうなど根菜が多いですが、今回は白菜を取り上げます。

 私のお店はイタリアンですが、なぜか農家の人に白菜を作ってもらっています。この白菜がとてもうまいんです。旧長浜町(大洲市)のMさんという方に作ってもらっています。
 半分に割ると、中はほとんど黄色です。旧長浜町の山手で耕作されていますから、朝晩の冷え込みがあります。野菜は生き物ですから、冷え込むと、凍ってはいけないと不凍液を葉全体に送ります。これがおいしさの元、“糖分”なのです。食べると柿のような甘さを感じます。
 “朝採れ野菜”とか“寒締めのほうれん草”なんて出回りますよね。これはこのうまみである糖分が出た野菜なんですね。愛媛では久万高原町の野菜がおいしいとよく聞きます。高原なので寒暖の差が激しいんです。だから野菜がおいしい!
 生き物は厳しい環境にいる方が元気においしく育つんでしょうね。その点、今の人間は夏も冬も温室の中にいるようなもので、人間本来の元気さがなくなりつつあるのかもしれません。
 歴史に名を残すような人は皆、苦難を乗り越えた人ばかりです。そういった意味では目の前の苦難や障害から逃げない生き方が大切なんだと思います。
 白菜だって頑張ってんだから、人間である私たちも頑張って生きないといけないですよね。

 話を白菜に戻しましょう。
 この白菜は、豚ばら肉とともに、シンプルに少なめのだしで炊いて食べると激ウマですが、私のお店はイタリアン! 鍋を出すわけにはいけません。
 そこで! 私たちはご家庭ではやらないだろうと、生でお出ししています。白菜をざっくりと切り、少しだけ塩をして置きます。それを自家製のドレッシングで あえて「白菜のシーザースサラダ」としてお出ししています。

白菜のシーザースサラダ
【写真】白菜のシーザースサラダ

 ご家庭でできるように、簡単なレシピを書きますね。

《白菜のシーザースサラダ》

  1. 白菜は切れ目を入れて、手で縦に割っていきます。それを1度洗って一口大に切ります。
     (手で裂くように切るのは、包丁目が入らない方がおいしいからです)

  2. 軽く塩を振り、しばらく置きます。塩気を取るために水で洗います。
    (あまり長く置くと漬物になってしまいます。軽く水が出たらOK)

  3. 市販のマヨネーズにアンチョビ(ひしこいわしの塩漬け)を少々、にんにくのすりおろし少々を加え、牛乳で伸ばします。(硬さはお好みで)

  4. 白菜に、カリカリにいためたベーコンを加え、作ったドレッシングであえます。

  5. お好みで食パンやフランスパンで作ったクルトン(四角く切って焼いた物)を加えます。

 生で食べる白菜料理、1度試してみてください。

 おまけであったかい料理をもう一品!

《白菜の軽いクリーム煮》

  1. 一口大に切った(切り方は前のレシピと同じ)白菜を、少量の水(白菜が3分の1つかるくらい)とベーコンの薄切りを刻んだものとともに鍋に入れ、火にかけます。

  2. 火が入ると白菜から水が出てきます。そのままコトコト柔らかくなるまで煮て、最後に生クリーム(動物性で乳脂肪分40%)を少量入れ、塩と黒コショウで味付けして出来上がり。

  3. *水の代わりに薄めのダシでもおいしいです(日欧のコラボレーションです)。塩コショウだけで焼いた豚肉と一緒に食べると、よりうまい! です。


 愛媛で取れる白菜! おいしいですよ。今から寒くなるので、もっともっとおいしくなります。
 いろいろ試してみてくださいね。

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