日中、寒くなってきましたね。私は冬生まれ(1月)なのですが、なぜか冬が苦手! あまり好きな季節ではありません。しかし! 食べ物はおいしくなります。特にこの時期にできる野菜はうまい。蕪(かぶら)に大根、ごぼうなど根菜が多いですが、今回は白菜を取り上げます。
私のお店はイタリアンですが、なぜか農家の人に白菜を作ってもらっています。この白菜がとてもうまいんです。旧長浜町(大洲市)のMさんという方に作ってもらっています。
半分に割ると、中はほとんど黄色です。旧長浜町の山手で耕作されていますから、朝晩の冷え込みがあります。野菜は生き物ですから、冷え込むと、凍ってはいけないと不凍液を葉全体に送ります。これがおいしさの元、“糖分”なのです。食べると柿のような甘さを感じます。
“朝採れ野菜”とか“寒締めのほうれん草”なんて出回りますよね。これはこのうまみである糖分が出た野菜なんですね。愛媛では久万高原町の野菜がおいしいとよく聞きます。高原なので寒暖の差が激しいんです。だから野菜がおいしい!
生き物は厳しい環境にいる方が元気においしく育つんでしょうね。その点、今の人間は夏も冬も温室の中にいるようなもので、人間本来の元気さがなくなりつつあるのかもしれません。
歴史に名を残すような人は皆、苦難を乗り越えた人ばかりです。そういった意味では目の前の苦難や障害から逃げない生き方が大切なんだと思います。
白菜だって頑張ってんだから、人間である私たちも頑張って生きないといけないですよね。
話を白菜に戻しましょう。
この白菜は、豚ばら肉とともに、シンプルに少なめのだしで炊いて食べると激ウマですが、私のお店はイタリアン! 鍋を出すわけにはいけません。
そこで! 私たちはご家庭ではやらないだろうと、生でお出ししています。白菜をざっくりと切り、少しだけ塩をして置きます。それを自家製のドレッシングで あえて「白菜のシーザースサラダ」としてお出ししています。

【写真】白菜のシーザースサラダ
ご家庭でできるように、簡単なレシピを書きますね。
《白菜のシーザースサラダ》
おまけであったかい料理をもう一品!
《白菜の軽いクリーム煮》