前回に引き続き、四国中央市土居町です。
今回ご紹介するのは、かんきつを作って100年の歴史がある「寺尾果樹園」さんです。

【写真】「精墾100年」の石碑と寺尾さん
果樹園の場所は四国中央市土居町天満という所で、山の中です。
こんな所です。

【写真】寺尾果樹園の全景
寺尾さんのこだわりは半端じゃありません。上の写真を見て何か気付きませんか?
雑草が生い茂っているんです。

【写真】周辺に雑草が生い茂る果樹と、寺尾さん
寺尾さんの足が見えないくらいの雑草でしょ。 今は春なので、春草(春の雑草)が生えています。
この自然の中で、「まめ草」というツル状に伸びる草が、ナギナタカヤという長めの草にまとわり付き横倒しにします。この草が枯れて夏には日を遮り、夏草(夏の雑草)が生えないんだそうです。
だから、残留農薬の高い除草剤は一切使っていません。

【写真】まめ草(左)とナギナタカヤ(右)
寺尾さんが作付けしている種類は、デコポン、温州みかん、はっさく、いよかん、はるかなどです。
寺尾さんのかんきつは全国チェーンの有名居酒屋さんでも採用され、絞りたて酎ハイで使われています。
今は収穫はすべて終わっていますので、 今回紹介するのはレモンです。
初めて見ましたが、「樹熟」といって、樹(き)に付いたまま完熟させています。 形は無骨で、皮の色も黄色というより、黄色に茶色が混ざっている感じです。

【写真】樹熟レモン
割ってみると、中身も黄色じゃなくて赤みを帯びています。
【写真】赤みを帯びたレモン
どんな味かって!? かじると、最初に来るのは甘味です。次に酸味が来ます。そして最後に皮の苦味が来ます。しかし、今まで食べたレモンとはまったく似て非なるものです。
通常のレモンは、樹熟させると木が傷むので、熟す前に収穫します。でないと、次の年に収穫できなくなるんだそうです。
寺尾さんは「これが本当のレモンの味です。消費者はほとんど知らないでしょうね。こうした愛媛が誇るかんきつの本当の味を知ってもらうために、じいちゃんの時代から頑張っています。木は傷みますが、自然が作る味を食べてもらいたいんですよ」と飄々(ひょうひょう)と語ります。
かんきつにこだわって100年ですよ。
今までかんきつは南予地区や島のものと思ってましたが、その常識を覆すようなかんきつが土居町の山奥にありましたよ。
これで焼酎を割って飲んだら、どんな味だろう。ケーキにしたら、どんな味になるんだろう。
思わず夢の膨らむ、レモンとの出会いでした。
欲しい方は、送ってくれますよ。
四国中央市土居町天満601
寺尾果樹園
電話0896-74-2241
問い合わせてみてください。
なお、寺尾さんのかんきつと温州みかんの100%ジュースは、愛媛県内のサークルKで販売しています。