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最も遅い「冬日」

2008年02月22日

 15日の松山の最低気温は氷点下0.9度。このところ冬らしく冷え込むものの、一日の最低気温が零度未満の「冬日」にならず記録更新を続けていた松山で、この冬初めての「冬日」となった。この日は、冬型の気圧配置に覆われ、朝は晴れて放射冷却が起きたため気温が低下。久万で氷点下5.5度、大三島で氷点下3.4度と愛媛県内各地で「冬日」となり、松山の冬日は1931年からの観測史上、最も遅かった去年の2月2日より13日遅れることとなった。

冬日となった2月15日の天気図とひまわり可視画像
【写真】冬日となった2月15日の天気図とひまわり可視画像

 世界各地で深刻な異常気象が広がっている。インドが乾期の時期に平年の5~13倍の異常な多雨にみまわれ、北極海では平均気温が平年を6~16度も上回る氷点下3~11度の異常高温。黒海から地中海西部にかけての少雨、南アフリカ西部の多雨やオーストラリア東部の低温・多雨など、多くの異常気象が報告されている。
 近くでは、偏西風の蛇行によるシベリア高気圧の南下がもたらした中国の大雪はすさまじい。1月中旬から続いた50年ぶりの大雪で、南部・北西部を中心に家屋の倒壊などで107人が死亡、被害額は1兆7000億円に上るという。農業被害も甚大で、大雪の被害面積は日本の総農地面積の2.5倍に当たる1200万ヘクタールに及び、うち170万ヘクタールの農産物が収穫不能になった。さらに中国では30年以上に1回という異常低温の地域もあり、アフガニスタンでも大雪が降っている。

 「貫之は さぞ色白と 下女思い」という川柳がある。
 平安の歌人である紀貫之の名前を「面雪(つらゆき)」と勘違いした下女が、雪の白さになぞらえて、さぞや……と思ったというものだが、雪は雪でも中国のような大雪は御免被りたい。
 “お椿さん”が終わって、ようやく伊予路も春到来となる。

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