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風に吹かれて

2008年04月30日

 「Blowin' in the Wind」というボブ・ディランのあまりにも有名な歌を聴いたのが、風との初めての出会いであった。当時のアメリカで、世の中を変えたいと願う人々の間で抗議の歌、プロテスト・ソングとして歌われるようになったが、奥の深い歌詞とシンプルなメロディーは、いつ聴いても原点に帰してくれる。
 風は、気象学的にいうと地表面の空気の運動で、水平方向の運動を風といい、鉛直方向の運動は上昇気流、下降気流といって区別される。

 風は、次のような種類がある。

  • 「風の息」と呼ばれ、小刻みに変化している風
  • 山谷風や海陸風のように1日に1回くらいで変化する風
  • 高気圧や低気圧、台風による風のように数日くらいで変化する風
  • 季節風のように1週間から数カ月続く風
  • 大気循環と呼ばれ、地球を取り巻きながら1年中吹いている風

 人生に吹く風もある。逆境に吹き自信を奪い去る冷たい―北風、甘い言葉で惑わす油断の―南風、変化の―東風、順風満帆の―西風など、人生で遭遇する4つの風がある。吹いてくるのがどんな風か、これを見分ける目を持ち、その風向きに合った舵を切り、人生航路を実り多いものにする意識を持つことが大切である。

 また、風は形がない。何事にもとらわれないし、こだわらない。仏教には「こだわりつつ、こだわらない」という教えがある。英語のWINDには「予感」という意味もある。形にとらわれず、時代の風を感じて常に変化し続け、風のごとく生きたいと思う。
 桜の季節が終わり、大陸の移動性高気圧から新緑のさわやかな風が吹き込み、これから初夏へと季節が移り変わる。

”The answer, my friend, is blowin' in the wind”
”The answer is blowin' in the wind.”
 答えは常に風の中にある!

街路のぼたん桜と、散った花びら(松山市の千舟町通り)
【写真】街路のぼたん桜と、散った花びら(松山市の千舟町通り)

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