(2008年11月28日)
(2008年11月07日)
(2008年10月24日)

【写真】佐伯矩博士の顕彰碑=栄養寺=
「栄養の歌」がある。11月3日に佐伯矩博士の顕彰碑の除幕式などが伊予市灘町の栄養寺で行われた際に、「栄養の歌」のCDが関係者に配られた。作詞は佐伯矩(さいきただす)という人で、1876(明治9)年に愛媛県の西条市に生まれ、伊予市で育った(いずれも現在の地名)。栄養学のパイオニアというべき人で、栄養学を世界に広め、「栄養」という言葉を初めて使った。「栄養士」は、本来は彼が創設した栄養学校の卒業生を意味した。
佐伯博士は、1905(明治38)年にアメリカのエール大学で学位を取得。帰国後、研究成果を生かすために食生活改善運動を推進し、栄養講習会を各地で開き、子どもたちに野菜の効用や偏食の弊害などをやさしい言葉で説いてまわり、今で言う「食育」を始めた。「偏食」「栄養食」などの言葉の生みの
親で、「栄養」という言葉は健康増進の意味も含め使われたという。ちなみに栄養という言葉は、伊予市灘町にある栄養寺にちなんでつけらけたのではないかとも地元ではささやかれている。
「栄養の歌」は9番まであり、1番は個人栄養、2番は社会栄養、以下、食品の効果、保健食料、栄養食、経済栄養、節米(せつまい)、食養(しょくよう)、夏冬の食と続く。
3番の食品の効果では、タンパク質、炭水化物、脂質が歌になっている。
♪乳・肉・卵・貝・豆は 蛋白質もて肉となる
芋類・穀類・糖類は 含水炭素をたたえられ
脂肪と共に燃えやすく 燃えては力と温(おん)となり
余るはやがて落ち付きて 体豊かに肥やすなり ♪
8番の食養では「一つの食に偏るな 老いと若きは差別あり 骨・皮・生もの合わせ摂り 無機質、ビタミン事欠かず 飽くを求むな胃袋は 日頃の習わし第一ぞ」とある。
メタボリック症候群が社会問題になり、食育が問われる今、栄養学のパイオニアが愛媛の人だったというのは、すごい誇りではないか!
♪人を生かしめ、世を救う
これ皆 栄養の勲(いさおし)ぞ~ ♪

栄養の歌 1番