(2008年08月08日)
(2008年07月25日)
(2008年07月11日)
昨年夏のサブプライム・ショック以来、株安と円高の影響で投資に迷っている方も多いと思います。今回は、値動きの違った投資対象に分けて分散投資をする“国際分散投資”についてお話しましょう。
Yさんは、3000万円のうち、1500万円を定期預金(前々回「定期預金で自分年金」を参照)にしました。けれど、確実性の高い預金などは物価上昇に弱い側面があります。Yさんの残り1500万円の資金は10年以上使わないお金なので、投資をしようと考えています。ご相談に見えた時、Yさんは株式投資や株式投資信託を中心に考えられていました。
しかしYさんのキャシュフロー表を作成すると、年間3%+物価上昇の(つまり物価上昇率を3%上回る)運用ができれば、資金が将来的にも不足する可能性はほとんどないことが分かりました。またYさんも、1年間に3割以上も投資資金が減るようなリスク(変動幅)は避けたいというご希望でした。
株式投資は期待できる収益も大きいのですが、損をする可能性も高くなります。大きな収益を目標にすれば、値上がり(あるいは値下がり)の幅の大きな株式の配分が大きくなり、その分、変動も大きくなるでしょう。
一般的に株式の収益は、新興市場を含めて7~12%といわれています。仮に投資収益を年平均15%と設定した人は、大きな資産の増減と目標実現の難しさを覚悟する必要があるでしょう。
Yさんのように将来の収支や資産状況をキャシュフロー表で確認して、投資資金の目標利回りを考えることで、自分のリスク許容度(運用時に、投資する人がとれるリスクの大きさ)以上のリスクをとらないことも大切です。
シニア世代が老後資金を投資する場合、以下の3つのポイントが大切だと思います。